NHK大河ドラマ『豊臣兄弟!』第6回「兄弟の絆」が、放送直後から「神回」との声であふれています。とくに小一郎を演じる仲野太賀さんの魂を削るような演技に、胸を打たれた人も多いのではないでしょうか。
この記事では、第6回のあらすじと見どころ、兄弟の対比構造について僕なりの感想を交えてまとめます。
第6回はなぜ「神回」と呼ばれたのか?
結論から言うと、第6回は「小一郎の覚悟」と「兄弟の対比」が極限まで描かれた回だったからです。
物語は、大沢の従者の荷に苦無が忍ばせられていた件を巡り、小一郎(仲野太賀)が「吟味」を命じられるところから動き出します。
信長(小栗旬)は、1日以内に真犯人を見つけられなければ小一郎に大沢を斬れと命じ、さらに人質となっている藤吉郎(池松壮亮)の立場まで取引材料にするという、非常に過酷な状況を作ります。
ミステリー仕立てで進む展開の末、黒幕は信長自身だったと判明。ここで小一郎は、信長に対して「あなたのことが大嫌いになり申した!」と真正面からぶつかります。このシーン、僕は思わず息を止めて見ていました。
第6回のまとめページを公開しました🐒
— 大河ドラマ「豊臣兄弟!」2026年1月4日放送開始 (@nhk_toyotomi) February 15, 2026
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信長の頬に触れられ、激しく動揺する小一郎の表情。あの一瞬だけで、恐怖・怒り・葛藤が全部伝わってきましたよね。仲野太賀さんの演技力が爆発した瞬間だったと思います。
仲野太賀の「命がけの諫言」が胸を打つ
今回もっとも胸に刺さったのは、小一郎が自らを犠牲にしてでも兄・藤吉郎を守ろうとした姿です。
信長に忠義を示せと迫られた小一郎は、自分を斬って忠義を証明しろと大沢に迫るという決死の行動に出ます。「直……すまん」と涙を流す場面は、まさに覚悟の象徴でした。
ここで描かれているのは、史実というよりも「ドラマとしての兄弟像」。藤吉郎を信じ抜く小一郎の姿勢が、より強調されています。
小一郎の目は涙で潤みながらも、決して逸らされることがありませんでしたよね。
震える声と、それでも一歩も引かない立ち姿の対比が本当に印象的でした。静まり返った空気の中で、彼の呼吸音まで聞こえてきそうな演出に、僕は思わず画面から目を離せませんでした。
僕は、この回で小一郎の「人たらし」というよりも、「情に殉じる強さ」を感じました。ただ優しいだけではなく、命を賭けてでも守る覚悟を持った人物として一段深く描かれた印象です。
信長と信勝――もう一つの「兄弟の絆」
第6回のテーマ「兄弟の絆」は、豊臣兄弟だけではありません。信長と信勝の関係も、強烈な対比として描かれました。
回想シーンでは、仲睦まじい兄弟の姿が映し出されます。しかし謀反の疑いから、信勝は命を落とすことに。息絶える直前、兄を呼ぶ信勝の姿と、慟哭する信長。小栗旬さんの感情があふれる芝居は圧巻でした。
信長は小一郎に信勝を重ねていたのかもしれません。裏切るのか、それとも信じるのか。その試しの中で、小一郎は兄を裏切らない道を選びました。だからこそ、信長のどこか嬉しそうな表情が印象に残ったんですよね。
「兄弟の絆」というタイトルが、こんなにも多層的な意味を持つとは…。構成の巧みさにも唸らされました。
まとめ
『豊臣兄弟!』第6回は、小一郎と藤吉郎、そして信長と信勝という二組の兄弟を通して、「信じること」の重みを描いた神回でした。仲野太賀さんの覚悟の演技、小栗旬さんの慟哭――どちらも心に残ります。今後、小一郎と信長の関係がどう変化していくのか、ますます目が離せませんね。

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