M-1優勝たくろう赤木裕はなぜ「台本なし」に見える?テンパりキャラ誕生の裏側が想像以上だった

『M-1グランプリ2025』で優勝し、一気にブレイクしたお笑いコンビ・たくろう。

中でも注目を集めたのが、赤木裕さんの「本気で焦っているようにしか見えない」テンパりキャラです。

SNSでは
「これ本当に台本あるの?」
「素でパニクってない?」
と驚きの声が続出しました。

実はこのキャラクター、偶然ではなく相方との関係性から生まれた必然だったのです。
この記事では、M-1優勝の決め手とも言われる赤木裕さんのキャラ誕生秘話と、
なぜあそこまで「リアル」に見えるのかをわかりやすく解説します。

M-1GP2025でたくろうが優勝できた理由

結論から言うと、たくろうの優勝を決定づけたのは「作り込まれすぎていないリアルさ」でした。史上最多となる1万組超のエントリーの中で、初ファイナリストとして頂点に立ったたくろう。その漫才は、緻密な構成がありながらも、台本の存在を感じさせません。

特に赤木裕さんの挙動不審とも言えるテンパり方が、「その場で起きている出来事」のように見え、観客を一気に引き込みました。審査員からも「本当にその場で起きているような技術」と高く評価されています。

赤木裕の「テンパり」キャラはどう生まれた?

赤木さんのテンパりキャラは、実は後天的に作られたものではありません。もともと本人の性格として、追い込まれると本当にテンパってしまう一面がありました。過去にはアルバイト先の焼肉店で、忙しさのあまり注文を聞くだけ聞いてオーダーを通さず、店を混乱させてしまったというエピソードもあるほどです。

ただ、結成初期の漫才では、その個性が今ほど前面には出ていませんでした。当時は相方のきむらバンドさんが赤木さんに寄り添い、話を一緒に広げるスタイルだったためです。

相方・きむらバンドとの関係性がカギ

現在の「追い込まれて完成する赤木キャラ」を作ったのは、相方・きむらバンドさんのスタンスの変化でした。きむらさんは「赤木を助けない」役割に徹し、自分のやりたい展開を押し通します。その結果、赤木さんは無茶な設定でも対応せざるを得ず、言葉に詰まりながらも必死に食らいつくことになります。

きむらさん自身も取材で「腹を括れた」と語っており、赤木さんへの信頼があったからこその戦略でした。2024年の『R-1』で赤木さんが準決勝まで進出したことも、大きな後押しになったと言われています。

僕もリアルタイムで見ていて、めちゃくちゃ笑いました!

台本感ゼロが生「爆発力」

たくろうの漫才が強い理由は、「計算されているのに、そう見えない」点にあります。台本を感じさせない赤木さんのテンパりと、それを分かっていて突き放すきむらさん。

この信頼関係があるからこそ、毎回少しずつ違うニュアンスが生まれ、観る側は「何が起こるかわからない」ワクワク感を味わえます。

この爆発力こそが、M-1という一発勝負の舞台で最大限に生きた要因と言えそうです。

まとめ

たくろう赤木裕さんの「テンパり」キャラクターは、本人の素の性格と、相方・きむらバンドさんの覚悟ある関係性から生まれたものでした。

作られたキャラではないからこそ、観客にもリアルに伝わり、M-1優勝という結果につながったのかもしれません。今後、さらに場数を踏んだ二人がどんな漫才を見せてくれるのか、ますます目が離せませんね。

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